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F1と並ぶモーターレーシングの最高峰、MotoGP。
むき出しの体で時速350kmのマシンを操り、命賭けの接近戦を繰り広げるライダーとはどういう人間なのか?
チャンピオンに輝いた者、敗れ去った者、日本人ライダーなど全12人の男たちの、勝利に賭ける執念、コース外での駆け引き、チームとの絆、ケガ、トラブル…。
レース中継では映らない彼らの素顔を、20年間、間近で取材し続けてきたジャーナリストが描き出す。
第1章 バレンティーノ・ロッシ…2輪レース最強ライダーの20年。その天才性と強欲な素顔。
第2章 ニッキー・ヘイデン…誰からも愛されたアメリカン・ライダー。
第3章 ケーシー・ストーナー…26歳で引退。レースもキャリアも駆け抜けた最速のチャンピオン。
第4章 ホルヘ・ロレンソ…チームメイトとしてロッシと火花をちらした若き王者。
第5章 マルク・マルケス…27歳でタイトル6度。ロッシ超えを狙うMotoGP界の現キング。
第6章 ジョアン・ミル…スズキに20年ぶりのタイトルをもたらした2020年チャンピオン。
第7章 ダニ・ペドロサ…常に僅差でタイトルに届かなかった傷だらけの小さな天才。
第8章 マルコ・シモンチェッリ…24歳で早逝。その父と日本人ライダーが意志を引き継ぎチーム結成し勝利。
第9章 アンドレア・ドヴィツィオーゾ…現役最強マルケスを最も苦しめた男。今季は浪人中。
第10章 加藤大治郎…ロッシを倒すはずだった幻の日本人MotoGPチャンピオン。享年26。
第11章 玉田誠…親友・大治郎と病床の母に捧げたMotoGP初勝利。
第12章 中野真矢…ヤマハ、カワサキで闘志あふれる走りを見せたサムライライダー。
【著者略歴】
西村 章(にしむら あきら)
1964年、兵庫県生まれ。大阪大学卒業後、雑誌編集者を経て、1990年代から二輪ロードレースの取材を始め、2002年、MotoGPへ。
主な著書に第17回小学館ノンフィクション大賞優秀賞・第22回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作『最後の王者MotoGPライダー・青山博一の軌跡』(小学館)、『再起せよ スズキMotoGPの一七五二日』(三栄)などがある。
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