新型コロナで世の中がエラいことになったので関西大学がいろいろ考えた。

新型コロナで世の中がエラいことになったので関西大学がいろいろ考えた。

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出版社
浪速社
著者名
関西大学
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2021年4月
判型
B40
ISBN
9784888545358

自粛要請と保障、自粛警察に代表される他者への不寛容、風評被害やマスクに代表される買い占め…。新型コロナウイルスの大流行がもたらした危機は、感染症をめぐる健康や医療の危機にとどまりません。

新型コロナ禍で世界のあり方が大きく変わる中、我々はこの危機にどう立ち向かえば良いのか。暮らしや社会で直面するさまざまな問題に、誰もが思い悩み、重苦しい気分を感じているでしょう。

本書は関西大学の教授陣が、幅広い分野の専門知識を持ち寄り「新型コロナについていろいろ考えた」結果をまとめたものです。専門分野をまたいだ「interdisciplinary(学際的)」な視点でコロナ禍を捉えることで、いままで気づかなかった解釈が生まれるかもしれません。

本書は1章から7章で構成されており、その内容は以下の通りです。



■第1章「最悪シナリオはどこにある」

感染症のメカニズムと対策を医学・公衆衛生学の専門家が、自粛要請や休業補償などの社会的な措置を法学者がそれぞれ考察し、コロナ禍の行方を示します。



■第2章「緊急事態宣言 試される日本社会」

緊急事態宣言下で浮き彫りになった社会不安や、不正確な情報の悪影響を心理学、情報学の専門家が分析。問題解決のための「情報・行動の免疫システム構築」を提案します。



■第3章「政府対策のネクストステージ」

新型コロナをめぐる国と地方自治体の対立を広域行政の専門家が読み解く。また、社会心理学の第一人者が、「自粛警察」やSNSの炎上などを実際の調査をもとに分析します。



■第4章「感染予測を武器にする」

「人と人の接触の8割減」など社会的に大きな影響を与えた感染予測。数理モデルを使い、感染症の本質に迫る仕組みと活用法を理論物理学者とデータサイエンスの専門家がわかりやすく紹介します。



■第5章「出口戦略を考える 判断の根拠は何か」

都市防災や原子力災害などリスク管理の専門家2人が、過去の自然災害などと比較しながら、新型コロナという「災害」を評価し、どう向き合うべきかを提言します。



■第6章「ポストコロナ・世界経済の行方」

東南アジアでフィールドワークを展開する経済学者が、現地のコロナ対策と東アジア情勢を分析。また、金融財政の専門家が、今後の世界経済の見通しを示します。



■第7章「歴史は語る ポストコロナの世界像」

奈良時代のパンデミックでは日本人の約3割が死亡した。日本古代史の専門家が、新型コロナ禍での新たな歴史解釈を披露し、気鋭の研究者がデジタル技術を活用したプロジェクトを提案します。

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