史料で解き明かす日本史

史料で解き明かす日本史

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出版社
ベレ出版
著者名
松本一夫
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2021年4月
判型
A5
ISBN
9784860646547

日本史には誰もが知っているような謎があります。「邪馬台国はどこにあったのか」「明智光秀はなぜ信長を討ったのか」などです。
一方、教科書に書かれているようなことの中にも、多くの謎や疑問を見出すことができます。例えば、「大化の改新の真の首謀者はだれか」「頼朝はなぜ平氏を打倒できたのか」「水戸黄門は本当に名君だったのか」などです。
本書では、そうした歴史の謎を古代から近現代まで40テーマ取り上げ、証拠となる史料を読み解きながら新しい研究成果に基づいて明らかにしていきます。
歴史学者たちがどのような視点で史料を読み、どのように歴史の実像を浮かび上がらせていくのか、その過程も垣間見ることができます。
平易な解説で史料に触れながら歴史学者たちの謎解きを楽しめ、古い通説や俗説の認識を改められる一冊です。


第1章 原始・古代
1 「縄文文化は豊かだった」というのは本当か/2 邪馬台国とヤマト王権にはつながりがあるのか/3 倭の五王の実像/4 大化改新の真偽に迫る/5 聖武天皇はなぜ遷都を繰り返したわけ/6 律令体制下における下級役人の悲哀/7 律令制度によって社会は変わったのか/8 桓武天皇の権威確立と二大事業との関係は? /9 国司が受領と呼ばれるようになったわけ

第2章 中世
10 院政はどのように成立したのか/11 頼朝が平氏を打倒できたわけ/12 「得宗」成立の謎/13 鎌倉将軍家の四代以降の影が薄いのはなぜか/14 鎌倉時代の法律と裁判の驚くべき実態とは?/15 足利氏が幕府を開けたわけ/16 足利義満は本当に皇位簒奪を図ったのか/17 室町幕府は応仁・文明の乱後、なぜ百年も続いたのか/18 七人の侍は実在した!?/19 「喧嘩両成敗」は戦国大名の独創ではなかった―分国法のねらいとは

第3章 近世
20 「長篠の戦い」論争-信長勝利の真の理由に迫る/21 太閤検地の本当のねらいとは/22 水戸黄門は本当に名君だったのか/23 サラリーマン武士成立のいきさつ/24 江戸時代は環境破壊の始まり!?/25 「名奉行大岡越前」はいかにして誕生したのか/26 悪代官は本当に多かったのか/27 江戸幕府の大名改易政策は本当か/28 天明の飢饉はある意味人災だった!?
29 江戸時代の農民に休日はあったのか/30 江戸時代の庶民と読書事情

第4章 近現代
31 実は江戸時代に始まっていた近代医療/32 地租改正をめぐる熾烈な駆け引きの真相/33 農業の近代化を成し遂げた知られざる偉人とは?/34 東海道本線ルートの謎に迫る/35 今日の大衆文化の原点は大正時代にあり/36 平民出身ではなかった原敬/37 真珠湾攻撃指揮官の苦悩―連合艦隊司令長官山本五十六/38 戦前・戦中も象徴天皇制だった!?/39 「銃後の人々」の本音とは―アジア・太平洋戦争/40 沖縄返還に翻弄された男

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