呪術の日本史

呪術の日本史

取り寄せ不可

出版社
宝島社
著者名
加門七海
価格
1,100円(本体1,000円+税)
発行年月
2021年4月
判型
四六判
ISBN
9784299016171

日本には縄文の昔から「呪術」が存在していた。「古事記」「日本書紀」にも描かれ、平安時代以降は陰陽師や修験道の世界で様々な呪術が生み出されてきた。その闇の系譜は現代の日本にも存在する。大ヒット漫画『呪術廻戦』に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察する。『呪術廻戦』をより深く知るための一冊である。

はじめに 『呪術廻戦』に描かれた呪いのルーツを探る

第1章 呪いの国・日本の歴史
なぜ日本は「呪いの国」なのか
日本の呪術の歴史
縄文時代 文字より先に生まれた日本の呪術
弥生時代 呪術による統治のはじまり
古墳時代前期 神話に記された呪いの原点
古墳時代後期 呪術の国家機関の誕生
ほか

第2章 『呪術廻戦』にみる日本の呪法
日本で生まれた5つの呪術系統
陰陽道系 伏黒恵の十種影法術にみる「式神」
神道・道教系 釘崎野薔薇の芻霊呪法にみる「厭魅」
密教系 五条悟の術式にみる「虚空蔵求聞持法」
道教系 家入硝子の反転術式にみる「呪禁」
神道系 狗巻棘の呪言にみる「言霊」
ほか

第3章 古典に記録された呪術師たち
なぜ日本に多くの呪術師が誕生したのか
飛鳥時代 流罪となった賀茂家のエリート・役小角と加茂憲倫
奈良時代 叛逆を画策した邪術使い・橘奈良麻呂と夏油傑
平安時代 密教系呪術の第一人者・空海と五条悟
平安時代 岩を動かした浄蔵と七海建人
平安時代 五条悟・乙骨憂太の先祖 菅原道真
平安時代 式神を操る最強陰陽師・安倍晴明と伏黒恵
ほか

第4章 新考察『呪術廻戦』の謎
『呪術廻戦』に描かれた呪いの正体
なぜ五条悟と両面宿儺は最強なのか
なぜ虎杖悠仁は「存在しない記憶」をつくれるのか
両面宿儺とは何者なのか
両面宿儺が伏黒恵を助ける理由
不死の術式を持つ天元とは何者なのか
なぜ狗巻棘の語彙は「おにぎりの具」なのか
ほか

第5章 呪霊からわかる日本の信仰
恵みと災いをもたらす八百万の神
呪霊にみる自然界の神々
漏瑚にみる山岳信仰
花御にみる巨木信仰
陀艮にみる海神信仰
呪具にみる神剣の信仰
ほか

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top