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西部邁の素顔はエピソードの中にある。
保守思想家・西部邁の1960年代の「学生運動」から、2018年の「自殺」に至る、その思想の核が〈非行としての保守〉にあったと洞察した著者は、数々の文献に当たり、インタビューを重ね〈西部邁の全体像〉に迫る!
「西部さんが保守思想を唱えた人間であることは周知の事実だ。世間も社会もその本質はいつまでも変わらないと考えた彼は、常に過去の叡智というものの大切さを唱えた。だが過去を大切にする彼の保守思想は、実は彼の人生を追うときにこそ本当の存在感を発揮したといえるのではないだろうか。」(本書「まえがき」より)
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