特集:「数学のよさ」に気付く子ども
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「数学のよさ」とはなにか--。
大切だとはわかるけれど、なかなか普段から意識することのない、
意識しても捉えづらい「数学のよさ」について、研究者・実践者双方の視点で論じ究める特集号。
◆数学のよさとは
平成元年の学習指導要領で算数科の目標に「数理的な処理のよさが分かり」と打ち出されて以来30年以上,「よさ」の大切さが学習指導要領に位置付けられてきた。それにもかかわらず,現場では内容を教えていくことに目が向きがちで,「数学のよさ」を子どもたちに気付かせていく授業が十分にできていないのが現状である。
学習指導要領解説算数編では「数学のよさ」を有用性,簡潔性,一般性,正確性,能率性,美しさなどの言葉で示しているが,具体的にどのような場面を指しているのか,現場ではよくわからないでいる。教えている教師自身が「数学のよさ」を十分に理解していないのである。
そもそも「よさ」というのは,一人一人の感じ方であり,そのことをよいと思うか,よさをそれほど感じないのかは人それぞれとも言える。そんなあいまいとして,はっきりとしない「数学のよさ」をここで,改めて,明らかにしたいと考えた。
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