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「ヒトラーとスターリンのどちらにとっても、1934年から39年にかけては
その生涯で特筆すべきことがきわめて多かった時期だった。
この時期の初めに、二人はそれぞれ自分の地位を脅かそうとする動きを認めて、
それを未然に防いだ。(中略)
この時期の終わりには、二人ともほかに並ぶ者のいない地位を確立し、
もはやいかなる敵も反対者もその相手ではなくなっていた。
しかし、彼らがその地位にたどりつくまでの道筋は大きく異なっていた」(第15章より)
歴史を揺るがす二人の独裁者。
互いに睨み合いつつ独ソ不可侵条約が締結されるも、
ヒトラーはバルバロッサ作戦を命じ、苛烈を極める独ソ戦の火蓋が切られる。
<目次より>
第13章 無効にされた一九一八年
第14章 独ソ不可侵条約
第15章 ヒトラーの戦争
第16章 ヒトラーの新秩序
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