OD>項羽と劉邦

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出版社
まちごとパブリッシング
著者名
長与善郎 , 松本犂牛
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2020年10月
判型
B6
ISBN
9784861433856

紀元前221年に中華を統一した始皇帝の死後、中華は再び混乱の時代を迎えていた。そして、秦の都咸陽(西安)から東に遠く離れた楚の地では、ふたりの英雄が機会をうかがっていた。項羽と劉邦。名門に生まれ、超人的な戦闘力をもった覇王項羽に対して、農民出身だが人望に優れた劉邦。彼らのそばには、それぞれ中華一の美女とたたえられる虞姫(虞美人)と、豪傑まさりの胆力をそなえた呂妃という対照的な女性がいた……。息をのむほどの緊張感ある駆け引きが繰り広げられる「鴻門の会」、絶体絶命の危機に追い込まれた「四面楚歌」、一度は敗れた者が再び勢力を巻き返す「捲土重来」。項羽と虞姫、愛と野心、智謀と寛大、天下をめぐってさまざまな想いがせめぎあう。後世に語り継がれた名場面の数々を生んだ物語(戯曲)が、現代語訳で読みやすくなって登場!(註)初版本『項羽と劉邦 : 戯曲』は1922年、新潮社より発行された。また現代語訳にあたっては1951年発行の岩波文庫版『項羽と劉邦』も参考とし、文語的語彙や言い回しを現代的表現に改めたほか、翻案を行った。目次 項羽と劉邦[序幕]  会稽太守、殷通の館[第一幕]  第一場 徐州、塗山駅の虞一公邸  第二場 沛県にある劉邦の館  第三場 彭城におかれた楚軍の本営[第二幕]  第一場 定陶郊外、とある居酒屋の中  第二場 咸陽の近く、新城におかれた項羽の陣  第三場 関中、覇上にある劉邦の館の前[第三幕]  第一場 関中、鴻門にある項羽の館  第二場 韓信の館[第四幕]  第一場 洛水をのぞむ項羽の館  第二場 巴蜀山中、劉邦の駐屯地  第三場 九里山戦場、項羽の陣  第四場 同じく九里山戦場、韓信の陣[第五幕]  第一場 固陵、韓信の館  第二場 韓信の館、その奥の一室  第三場 垓下、項羽の城の中[終幕]  烏江のほとり

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