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「新・老年学」の誕生! 老いることは、つらいことなのだろうか?
島の生活に見るサクセスフル・エイジングの実証研究。
超高齢社会のわが国では、加齢に伴う身体機能の低下、要介護問題、認知症などばかりが注目され、「老いること」は絶望の未来のように、悲壮感をもって受け止められている。加えて、医療費、社会保険、租税負担の増大に注目する風潮は、世代間の利害対立すら生み出したといっても過言ではない。
著者は、そのようなネガティブな超高齢社会論や、加齢を衰えや衰退とみる「老年学」に対し、経験が育てた熟慮、練達の技術、叡智や潜在能力に光を当て、コミュニティのつながりのなかで「幸福な老い」を実現するポジティブな「新・老年学」を提唱する。
考究の舞台は、奄美群島。長寿で多子化傾向という、地域の持続的発展に寄与する超高齢者(85 歳以上)と、彼ら/ 彼女らを活かすシマ(集落)の知恵と伝統、世代間の共生を実現している地域経営とそれを機能させている社会経済システムについて、自然・居住空間・祭り・伝統行事・習慣などの現地調査、超高齢者・家族・民俗研究者などへのインタビュー調査、集落区長へのアンケート調査など、多様な学際的手法を用いて実証する。
これからの地域コミュニティのあり方、若者世代と現役・長寿世代の生き方を示す、まちづくり関係者必読の1冊。
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