取り寄せ不可
愛されぬお飾りの妻が、
記憶をなくしたとき、夫は…
結婚披露宴で、夫リースの友人とダンスを踊っていたアラナ。
すると驚いたことに、リースが嫉妬に満ちた視線を向けてきた。
変ね、彼が嫉妬なんてするはずがないのに。結婚紹介所を通じて
愛情抜きの結婚をした彼にとって、私はお飾りの妻なのに。
二人が喜びとするのは、ベッドのなかでの行為だけ。
だがその夜交わした愛は、今までとは何かが違っていた。
もしかしたら、私たちの関係が変化し始めているの?
それを確かめることはできなかった。翌日アラナは事故に遭い、
全ての記憶を失ってしまったから――。
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