南紀殺人事件

南紀殺人事件

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出版社
光文社
著者名
内田康夫
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2021年3月
判型
四六判
ISBN
9784334913915

還らざる柩(ひつぎ)
大学の同僚・松岡から那智勝浦への旅の同行を依頼された和泉夫妻。松岡の教え子たちが、江戸時代に行われていた宗教行事を再現させるというのだが、その行事中に殺人事件が起きてしまう。

鯨の哭く海
和泉夫妻が訪れた「くじらの博物館」。そこに展示されていた勢子(せこ)の背中に銛が刺さっていた。以前にも同じようなことがあり、その直後、実際に人が殺される事件があったというのだが。

龍神の女(ひと)
和泉教授が龍神温泉の露天風呂で出会った女性。暗がりの中、彼女は赤ん坊を連れて入浴しているようだったが、旅館によると子連れの宿泊者はいないらしい。さらに和泉が乗ったタクシーの運転手が「あの女」という言葉を残し死亡していた。

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