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「私の一番好きな戦法が、本書のテーマである四間飛車穴熊です。居飛車穴熊に立ち向かうことが楽しく、成功したときの喜びは他の戦法では味わえないものがあります。四間飛車穴熊は実用的かつロマンがある戦法だと考えています」(まえがきより)
四間飛車穴熊、それはロマンと実用性を兼ね備えたただ一つの戦法。
居飛車穴熊と振り飛車穴熊では角がくっついている分居飛車穴熊が堅い、よって相穴熊は居飛車有利。そういわれて早ウン十年。その定説に抗い続ける男がいます。
「振り穴王子」と呼ばれた広瀬章人八段すらいなくなったその道に立ち続ける男、戦い続ける男、それが本書の著者、青嶋未来です。
趣味でチェスを始めれば全日本チェス選手権で優勝。カラオケの精密採点にハマれば100点をたたき出すこと300曲以上。かつてこんなプロ棋士がいたでしょうか? いません。彼の前に道はなく、彼の後に道が生まれる。それが天才・青嶋の生き方です。
そんな天才が一番好きな戦法と明言する四間飛車穴熊の戦術書を出しました。
居飛車穴熊、トーチカ、エルモ、それらすべての戦法に対して四間飛車穴熊が有利になる手順が非常に高い精度で展開されています。
青嶋六段が自らの将棋人生を賭けて練り上げた手順が凝縮された一冊。
将棋ファンとして買わない手があるでしょうか? 買う一手です。
序 章 四間飛車穴熊の特徴
第1章 対居飛車穴熊▲6六歩型
第2章 対居飛車穴熊▲6六銀型
第3章 対トーチカ
第4章 対エルモ急戦
第5章 セオリー
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