木洩れ陽の道

木洩れ陽の道

取り寄せ不可

出版社
ふらんす堂
著者名
佐藤美代子(短歌)
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2021年3月
判型
B6
ISBN
9784781413495

◆遺歌集

手をつなぐ不意の力をいぶかしむ幼な子と歩く木洩れ陽の道

この歌集を通して彼女が見たもの、考えたことを知り、共感や感動があれば、出版の労が報われます。

(「おわりに」より・佐藤照男)





◆収録作品

オリーブ油垂らして固きパンを食む春爛漫の日使徒のごとくに

眠られぬ夜更け落果の音を聞く詩は待つものだとリルケの言葉

夏と秋のあわいやさしき雨ゆきて幼児とうすきふとんに睡る

あたたかき湿りを持てり唐黍を包みて届く信濃毎日

跪く天使の下と教えられドリンクバーに汲むカプチーノ*汲=正字

いま一度任さるる日あれ自らを愛せぬ子らを抱き留めんため

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