資本主義を乗りこえる

内山節と語る未来社会のデザイン

資本主義を乗りこえる

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出版社
農山漁村文化協会
著者名
内山節
価格
1,210円(本体1,100円+税)
発行年月
2021年3月
判型
四六判
ISBN
9784540201776

際限なく利潤を追求する資本主義経済が暴力的に台頭し、今日の荒廃した世界をつくりだしている。そもそも資本主義とはどのような経済なのか。それは伝統的な経済とどう違うのか。農業や共同体と資本主義の関係は? これらを平明に解き明かしたうえで、おカネに振り回されない、自然や共同体とともにある経済のかたちを構想する。その蓄積を一番もっているのは、農業だ。自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた哲学者・内山節が、2018年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」にて語った新しい経済論。

序文 資本主義の終わりが意識される時代のなかで
第1講 労働と交換、流通
第2講 資本主義的経済とは何か
第3講 ほどほどの市場経済を模索する動き
第4講 今日の経済について

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