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1984年に早逝した漫画家・ちばあきお。少年時代から手先が器用で、長兄・ちばてつやのアシスタントを務めるうちに、自身も漫画家としての道を歩みはじめるようになったことは広く知られています。
1967年頃から読み切り短編や短期連載などを手がけ、その後1972年より「月刊少年ジャンプ」で連載を開始した『キャプテン』、そしてそのスピンオフとして、1973年より「週刊少年ジャンプ」で並行して連載された『プレイボール』の大ヒットが生まれました。
それ以降の連載作品『ふしぎトーボくん』(「月刊少年ジャンプ」1982年)や『チャンプ』(同、1984年)などはもちろんのこと、珠玉の短編作品も多くが単行本にまとめられて、深い人間愛と軽妙なユーモアに裏打ちされた実直な作風は長らく読者の心を打ち続けてきました。
本書は、これまで単行本に収録される機会がなかった作品を中心に選定した「初期傑作選」としてお届けするものです。
ちばあきおファン必携の一冊となること請け合いの本書を、この機会にぜひお手に取ってください。
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