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女子が男子と同じ程度の高い教育を受けたり、男子と同じ範囲の広い職業についたりすると、女子特有の美しい性情である「女らしさ」というものを失って……よろしくないというのです。
私は第一に問いたい。その人たちのいわれるような結論は何を前提にして生じるのですか。
――本書より
「山の動く日来る。…すべて眠りし女今ぞ目覚めて動くなる」。1911年、与謝野晶子が婦人解放の詩を雑誌『青鞜』に発表してから110年。
歌人として知られる晶子は母性保護、婦人参政権、女らしさの問題などに対して鋭い感性で独自の批評を展開し、それは今なお色あせていません。本書は、晶子の代表作『激動の中を行く』を中心に、日本のフェミニズムを拓いたその誇り高いことばをセレクトした評論集です。『青鞜』創刊号に寄せられた晶子の詩「そぞろごと」を抄録し、また編集・解説を担当した女性史研究家・もろさわようこの書き下ろしのメッセージを掲載しています。
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