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本書は、「言葉を編む/編まれた言葉」の相からの、英文学の近代を巡るケーススタディ集である。ジョンソン博士編集版に始まる近代的シェイクスピア全集における集注版という「理念」のありよう、17世紀後半を中心とする風刺詩群のアンソロジーから生み出される言説地図、『メランコリーの解剖』の逸脱と集成の構成原理からうかがわれる社会観、人物造形や創作過程における主体化・作品化の力学、ロマン主義を経由するパースペクティヴの可能態的転倒によって顕わになる作家像、作家事典としてのディケンズ百科における「読むことの近代化=空洞化」などの、現在につながる地平や問題が、テクストの精読により拓かれ探求される。
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