<目次>1章 コロナ禍で見えてきたこと【論点1】「コロナ禍」は学校に何をもたらしたか:新型コロナによる休校期間をどう過ごしたか、一斉休校期間に見えてきた課題、子どもを「育てる」学校から子どもが「育つ」学校へ、自律的に判断できるかできないか二極化したリーダーの対応、コロナ禍で取り組んだ「当事者意識」の向上、【論点2】子どもたちの「学び」はどう変わっていくのか:「履修主義」から「修得主義」へ、大切なのは目的の共有と正しい理解、「個別最適な学び」の推進を、子どもが「わからない」と言える学校をつくる、対面での学び、オンラインでの学び、物事を二項対立で捉えない、「目的」を考え、共有して進めることが重要、学び方を子ども自身が選べる構造へ、分断を生む「選択」であってはならない 2章 これからの学校、教職員【論点3】「多様性社会」に向けて必要な教育のあり方:「多様性社会」を生きるうえで必要な資質・能力、すべての子どもに必要な「見えない学力」、世界でも求められる「自律」「尊重」「創造」、障害のある子もない子も同じ「土俵」に乗る、学校の「最上位目的」を改めて考える、特別支援教育の最上位目的、「自律」とは「互いが適切に依存し合う」こと、特別支援教育のあり方を改めて見直す【論点4】これからの時代の教員はどうあるべきか:長時間働くことで評価される組織文化、大空小の教職員の働き方、麹町中の教職員の働き方改革、学校の「ムリ」「ムラ」「ムダ」をなくす、「手段の目的化」による弊害、一斉講義型の集合研修では教員は育たない、ニーズに応じて多様に学べる研修へ、多様性社会で求められる教員の姿、時代の変化に応じた教員免許制度へ、これからの教員養成のあり方、多様性社会に向けて大学も改革を、若い教員に望むこと、子どもの事実に基づいた教員評価を 3章ロードマップを描く【論点5】日本の学校と社会が抱える構造的な問題点とは:日本の教育システムの構造的な問題点、近代から現代への教育制度の歪み、「先生ががんばっているか」ではなく「子どもが育っているか」を見る、プロセスを見て自らの五感で評価することが大切、社会を変えるためのメディアの役割、大切なのは、ストーリーをきちんとつくりあげていくこと【論点6】最上位目的に向けた「合意形成」をいかに図るか:未来のあるべき姿から逆算して考える、学校の自律性を高めるための合意形成を、すべてを解決してくれるリーダーなんていない、麹町中の誰一人取り残さない「合意形成」の実践、「俺は聞いてない」をなくす仕組みづくりを、大空小の職員室での「合意形成」、中教審への期待【論点7】「自律」のために何が必要か:「自律」に必要なのは「権限を与える」こと、学校独自にお金を生み出す仕組みをつくる、小学校でもできるお金を使った学び【論点8】どのような制度・システムを整えていくべきか、「何のため」を問い続ける、これからの教育のための制度的な課題、文科省・教委・学校間の双方向のコミュニケーションを、文科省の課題解決に向けた「最上位目的」の共有、教員養成のあり方を変える
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