1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
「○○社の△△さん」。職業がアイデンティティと密接に結びついている現代人にとって、心の病いによる休職は自己存在を揺るがす重大な出来事だ。休職者の職場復帰を支援するための制度や政策は整備されつつあるが、休職を「失敗」と見なし、以前と同じ状態に戻ることに期待する見方は根強く、当事者の視点での「回復」のありかたは殆ど論じられていない。本書は、臨床心理学の観点から、メンタルヘルス不調による病休体験を、本人の語りから読み解いてゆく。「働くわたし」が「働けないわたし」に変わるとき、人は何を体験するのか。精神医学や職場適応の問題だけに帰してしまうのではなく、個人の「わたし」という自己の観点から、支援の糸口を探る。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。