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30年を経てよみがえる、血縁を超えた<家族>のかたち。
1980年代、直木賞候補の常連だった作家・落合恵子が1990年春、一冊の小説を世に送り出した。
「血縁の家族に疲れ切って、「結縁」の家族を新しくつくりあげる人々を書いた『偶然の家族』。この小説には、年が離れたゲイの
恋人同士も登場する。同性愛者であることで、血縁とは疎遠にならざるを得なかった過去を持つふたりである。親しい文芸関係の編
集者から、言われた。「なぜ、敢えてゲイを書く必要があるのだ」
なぜと問われても、わたしが心惹かれるのは、書きたいのは、社会の枠組みから、ともするとはずれがちなひと、はずされる人々な
のだ。 」( 『「わたし」は「わたし」になっていく』= 東京新聞刊= より)
刊行から31年後、コロナ禍にあるその後の「家族」の姿を加筆し、人びとがつながることへの願いを込めて、描き下ろしの挿画とともに今、復刊する。
「いろんな家族があるのよ。本当にいろんな、ね。あなたは、まだ知らないけど」
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