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新しい宗教学をめざして――
異なる信仰を持つ人々が、ともに合意できる宗教理解とはなにか?
カナダ生まれのキリスト教の聖職者にしてイスラーム学者であり、エリアーデと並ぶその時代を代表する宗教学者ウィルフレッド・キャントウェル・スミスの待望の主著。
「宗教」概念の形成過程を辿り、非西欧の現象をも精査し、近代的宗教理解の欠陥を指摘。スミスのまなざしはキリスト教を超え、「累積的伝統」と「信仰」の二概念を提唱し、人間の生の理解としての宗教学を志す。
諸宗教の共存の未来へ新たなパラダイムを提起する宗教概念批判のさきがけ、現代の古典。
〈シリーズ 宗教学再考〉第1回配本
【〈シリーズ 宗教学再考〉創刊!】
これからの「宗教」のために――
近代以降、「宗教」という言葉を用いて、我々はいかに思考してきたのか。
古今東西の宗教現象をつかもうとしたこの営みを、二一世紀の今、我々はどのように評価すべきか。
英、仏、独、蘭の各言語圏の重要文献を本邦初訳、および別々に翻訳されていたものを一冊に新訳で収録し、「宗教」をめぐる基礎概念の始まりから、「宗教」という言葉そのものの問い直しに至るまでを見渡し、宗教学という枠組を今再考する、画期的な一大叢書。
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