ゆりあげの空に
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東日本大震災で甚大な被害をを被った宮城県名取市立閖上中学校。大切な家族や友人、生まれ育った家や町を失い、何もなければ経験することもなかった悲しみや辛さを抱えながら、通常とは程遠い環境の普通でない毎日を過ごした生徒たち。それでも日本中、世界中の真心と支援に応えるかのように、一歩一歩前に進みだした。震災から１０年、生徒たちは成人し、社会人となった者もいる。あの日時を止め、空の上にいってしまった生徒たちに届けようと、当時の閖上中学校の女性教職員が綴った「あの日」からの閖上中学校の記録。
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