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古代以来,西洋音楽理論史の中で数学は中核的な役割を果たしてきた.本書では,自然観に大きな変革が生じた16・17世紀を中心に,音楽と数学の関係の展開を追いつつ,音楽を聴く主体の感性的判断の位置づけを分析.知性・理性の対象だった音楽が,感覚・感性の対象と見なされていく過程を精緻に読み解く.
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