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馬生の真髄に迫る50席、初出し46席!
父・志ん生と弟・志ん朝。ふたりの名人にはさまれて、馬生の姿は長らく霞んでいました。世に出た音源はふたりに比べて少なく、偏った印象がひとり歩きしています。名人が顔を揃えた東横落語会で、テープに残された馬生音源は100席以上。愛弟子の五街道雲助師と、録音エンジニアの草柳俊一氏が選定にあたり、初商品化46席を含む50席を、CD20枚に収めました。
馬生の口演をこれだけの規模で集成するのは、過去に例がありません。墨絵のようにしっとり語り上げる『お初徳兵衛』『お富与三郎』『夢の瀬川』。漫画的なデフォルメの効いた『あくび指南』『垂乳根』。恨みや絶望を深くえぐる『江島屋』『豊志賀』。滑稽の極みから人情噺まで、幅広い演目をひとりの噺家が演じて、他の追随を許さないという事実に、スタッフ一同、驚きを禁じ得ませんでした。志ん生とも志ん朝とも異なる、深い人間理解に基づく語り口は、聴いたあとに深い余韻を残します。
商品化にあたっては、全音源をテープから新たにデジタル・マスタリング。大ホールを沸かせた馬生の本領が、臨場感たっぷりによみがえります。没後38年、瞠目するなら今、です。
【編集担当からのおすすめ情報】
企画にあたって、東横落語会に残された100席以上の音源を、繰り返し聴き込みました。そして聴くほどに、「淡々として美しい」従来の馬生のイメージが塗り替えられていきました。そうして選ばれたのが、下記の50席です。
【収録音源一覧(公演順)】
★=初商品化音源 ☆=初商品化演目
三軒長屋★ 昭和44年10月28日/第106回東横落語会
つづら★ 昭和44年10月28日/第106回
溲瓶★ 昭和47年2月28日/第134回
花筏★ 昭和49年2月27日/第158回
花見の仇討★ 昭和49年4月30日/第160回
大坂屋花鳥★ 昭和49年5月31日/第161回
文七元結★ 昭和49年8月30日/第164回
今戸の狐★ 昭和50年1月28日/第169回
狸賽★ 昭和50年4月28日/第172回
垂乳根★☆ 昭和50年5月30日/第173回
たがや★ 昭和50年6月27日/第174回
酢豆腐★ 昭和50年8月29日/第176回
笠碁★ 昭和50年9月29日/第177回
柳田格之進★ 昭和50年10月31日/第178回
死ぬなら今★☆ 昭和50年12月28日/第180回
首ったけ★ 昭和50年12月28日/第180回
妾馬(八五郎出世)★ 昭和51年1月30日/第181回
辰巳の辻占★ 昭和51年3月29日/第183回
千両蜜柑★ 昭和51年8月30日/第188回
目黒のさんま★ 昭和51年11月30日/第191回
湯屋番★☆ 昭和51年12月28日/第192回
もう半分★ 昭和51年12月28日/第192回
ざる屋★ 昭
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