特集:一九五〇年代ー暴力・メディア・身体
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昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。従来、会員以外は入手困難でしたが、通常の書籍同様、書店にてご注文いただけるようになりました。年2回刊行。
昭和文学研究第82集
目次
特集 一九五〇年代──暴力・メディア・身体
物体と風景
──埴谷雄高の〈転回〉と花田清輝 …………………渡邊 史郎 ( 2 )
「勤労」の戦中・戦後
──『文学サークル』と戦後民主主義── …………………何 雅琪 (18)
一九五〇年代の上野英信
──戯曲・えばなし・物語 …………………茶園 梨加 (33)
“犠牲”をめぐる視差
──大西巨人『たたかいの犠牲』における「政治と文学」…………………杉山 雄大 (47)
芝木好子『洲崎パラダイス』を読む
──「廓」をめぐる境界の物語として── ………………… 水溜真由美 (62)
革命の未来に向けて
──安部公房『第四間氷期』論──………………… 坂 堅太 (74)
石川淳「影」論
──一九五〇年代の現実から可能へ ………………… 山口 俊雄 (89)
自由論文
征服の挫折
──小栗虫太郎「紅毛傾城」論── …………………鈴木 優作 (105)
資料紹介
メリーランド大学ゴードン・W・プランゲ文庫所蔵・坂口安吾『二流の人』(九州書房版)関連資料に見る本文生成の過程
…………………尾崎名津子・大原 祐治 (120)
研究動向
佐多稲子………………… 鳥木圭太 (133) 武田泰淳……………… 藤原崇雅 (137)
研究展望
フィクション論と文学研究の交点 …………………加藤 夢三 (141)
これからの日本近代文学研究における「エコクリティシズム」 ………………… 澤田由紀子 (144)
女性文学史の確立
──『[新編]日本女性文学全集』(全一二巻)の意義と役割 …………………羽矢みずき (147)
『せとうち文学叢書 呉・江田島・芸南編』全八巻を刊行して…………………外村 彰 (150)
古井由吉・引用・厄災…………………藤田 祐史 (153)
〈書評〉
斎藤理生著『小説家、織田作之助』 ………………… 真銅 正宏 (156)
小平麻衣子編『『文藝首都』──公器としての同人誌』…田口 律男 (159)
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