昭和文学研究 第82集

特集:一九五〇年代ー暴力・メディア・身体

昭和文学研究

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出版社
昭和文学会
著者名
昭和文学会編集委員会
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2021年3月
判型
A5
ISBN
9784305003829

昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。従来、会員以外は入手困難でしたが、通常の書籍同様、書店にてご注文いただけるようになりました。年2回刊行。



昭和文学研究第82集

目次



特集 一九五〇年代──暴力・メディア・身体

物体と風景

  ──埴谷雄高の〈転回〉と花田清輝 …………………渡邊 史郎 ( 2 )

「勤労」の戦中・戦後

  ──『文学サークル』と戦後民主主義── …………………何  雅琪 (18)

一九五〇年代の上野英信

  ──戯曲・えばなし・物語 …………………茶園 梨加 (33)

“犠牲”をめぐる視差

──大西巨人『たたかいの犠牲』における「政治と文学」…………………杉山 雄大 (47)

芝木好子『洲崎パラダイス』を読む

  ──「廓」をめぐる境界の物語として── ………………… 水溜真由美 (62)

革命の未来に向けて

  ──安部公房『第四間氷期』論──………………… 坂  堅太 (74)

石川淳「影」論

  ──一九五〇年代の現実から可能へ ………………… 山口 俊雄 (89)

自由論文

征服の挫折

  ──小栗虫太郎「紅毛傾城」論── …………………鈴木 優作 (105)

資料紹介

メリーランド大学ゴードン・W・プランゲ文庫所蔵・坂口安吾『二流の人』(九州書房版)関連資料に見る本文生成の過程

  …………………尾崎名津子・大原 祐治 (120)

研究動向

佐多稲子………………… 鳥木圭太 (133)     武田泰淳……………… 藤原崇雅 (137)

研究展望

フィクション論と文学研究の交点 …………………加藤 夢三 (141)

これからの日本近代文学研究における「エコクリティシズム」 ………………… 澤田由紀子 (144)

女性文学史の確立

  ──『[新編]日本女性文学全集』(全一二巻)の意義と役割 …………………羽矢みずき (147)

『せとうち文学叢書 呉・江田島・芸南編』全八巻を刊行して…………………外村  彰 (150)

古井由吉・引用・厄災…………………藤田 祐史 (153)

〈書評〉

斎藤理生著『小説家、織田作之助』 ………………… 真銅 正宏 (156)

小平麻衣子編『『文藝首都』──公器としての同人誌』…田口 律男 (159)

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