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六十四歳の誕生日。
銀行役員の大谷俊哉は、十年来の愛人・麗子の「お墓を買って、一緒に入ろうか」という言葉にうろたえていた。
愛人とも妻とも、とうにマンネリ。
かたや仕事でも、頭取就任は望み薄。
そんな中、田舎の母の死でお墓の問題が急浮上。
妻は夫と同じお墓には入りたくないと言い!?
痛快《終活》小説!
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