越えていく人

越えていく人

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出版社
亜紀書房
著者名
神里雄大
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2021年3月
判型
四六判
ISBN
9784750516851

日系移民の子孫たちの言葉から浮かび上がる、もう一つの日本近代史





この本を読み進めていて何より実感できたのは、私たちがどんな国に帰属していようと、どこに移り住もうと、所詮は誰しも地球という惑星の、逞しき住民ということだ。

--ヤマザキマリ氏



出会えば出会うほどわからなくなる。それでも少しずつわかっていく。

期待を現実で溶かしていくための、ゆっくりで誠実な旅の記録。

--望月優大氏



私もそうだけど、もう誰もかもがじつは日系移民なんだな、たまたま日本に住み続けてまだ移動してないだけで。

そのあり方は私たちが思っている「日本人」よりはるかに多彩だ。

--星野智幸氏



移民たちはみな未知なる世界へと旅に出たが、それは〝同一性・帰属意識?を探求する旅でもあった。

だが彼らは帰る場所を探しているわけではない。陽が昇る未来に向かい今も旅を続けているのだ。

--宮沢和史氏





沖縄からペルーへ移住した先祖を持ち、首都リマで生まれた演出家。

二〇年ぶりに訪れた生まれ故郷で、沖縄系日系人の祭りに参加する。

--自分もここで日系人として育っていたかもしれない。



かつて多くの日本人が南米へ渡った。

その子孫にあたる若者たちの話を聞きたい。

ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ボリビア。

彼らをたずねる旅が始まった。

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