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《「責任ある生産と消費」の裏側で起こっていること〓〓。》
私たちの日用品であるトイレットペーパーやパーム油。
環境や持続可能性への配慮を謳った製品が流通するなかで、原産地インドネシアでは何が起こっているのか。
熱帯林開発の現場に生きる人びとが直面しているさまざまな問題を見つめ、「熱帯林ガバナンス」のあるべき姿を考える。
インドネシアをはじめとする熱帯諸国の森林開発は、天然林破壊や住民との土地紛争などさまざまな環境・社会問題を引き起こしてきた。しかし、近年になってNGOや市民社会の圧力を背景に、国際的な資源管理認証制度の改善や企業の自主行動計画の策定など、環境と地域社会への配慮や持続可能性を謳った「熱帯林ガバナンス」の仕組みの整備が進んでいる。
しかし、森林開発の現場を少しでも歩くと、理念と現実との間には大きな隔たりがあることに気づく。さらに、ガバナンスの制度的外観の整備が進むことで、現場のリアリティは逆に見えにくくなっている。本書の目的は、草の根の人びとの視点から熱帯林「開発」と「保全」の現場の実情を明らかにし、これからの「熱帯林ガバナンス」のあるべき姿を検討することにある。
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