出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
いのちは、どこからはじまるのか。医療技術の発達にともなって、胎児を含む子ども観はどのように変化してきたのか。民俗学の視点から、堕胎・間引き、中絶・避妊、水子供養などの事象を統計的に分析するとともに、その時代時代のさまざまな出産の現場を経験してきた産婆たちへの取材を通して、私たちの胎児観・生命観の変遷を追う。
【目次】
はじめに、序章
第一章 近代化以前の子どもの命の選択
第一節 記録された堕胎と間引き
第二節 絵馬に描かれた堕胎と間引き
第二章 産児制限をめぐる制度と社会
第一節 明治時代――出産をめぐる制度の確立
第二節 大正時代――産児制限運動の展開
第三節 昭和時代――出産制限から妊娠抑制へ
第三章 民俗学における堕胎・間引きと子ども観
第一節 民俗学における堕胎・間引き観
第二節 「間引き」の記録――新聞記事・統計資料・聞き書きから
第四章 水子供養にみる胎児観の変遷
第一節 水子供養の先行研究
第二節 「水子供養」成立以前の胎児供養
第三節 水子供養の萌芽――清源寺「子育ていのちの地蔵尊」の事例
第四節 水子供養の成立
第五章 水子供養流行と社会
第一節 水子供養の背景
第二節 法律と医学における「胎児」と「出生」
第六章 水子供養の現在
第一節 仏教寺院総本山・大本山にみる水子供養
第二節 仏教寺院における水子供養の現在
終章、産婆・助産婦聞き書き資料、初出一覧、あとがき
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。