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モンゴルの進攻によって華北から“中華王朝”が消え去ったとき、“中原の知識層”はいかなる未来を待望したか。乱世の詩人・元好問の足跡に、危機に直面した文明の“真実”を追う。
13世紀の金元交替期は、元号が華北から消失し、国体が中国から失われかけた衝撃の時代であった。国家の危機に直面した知識層はどのように苦悩し、アイデンティティを再建したのか、『中州集』編纂で知られる元好問の文学と軌跡から明らかにする。新出の石刻史料により元曲、諸宮調、講史小説等の新たな文化の胎動に触れるほか、金朝滅亡からクビライ政権誕生までの華北の政治体制も詳細に考察する。異民族統治と深刻な戦乱の裏で営まれた中国文化の足跡。
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