体言化理論と言語分析

体言化理論と言語分析

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出版社
大阪大学出版会
著者名
鄭聖汝 , 柴谷方良
価格
9,900円(本体9,000円+税)
発行年月
2021年2月
判型
A5
ISBN
9784872597158

"認知言語学を含む機能主義言語学の新展開の具体例として、新しい体言化理論を取り上げ、それが従来からの根本的な課題といかに立ち向かい、解決に導くかを各種言語の再分析という形で示した画期的論文集。メトニミーという認知作用を基盤に、名詞ならびにそれに準じる文法構造「準体言」を派生する体言化(nominalization)現象は、語やフレーズといった統語単位の認知的動機づけ、およびそれらの文法とその運用による談話機能の解明を促し、体言類の文法ばかりでなく、「節」や「文」などの基本概念の明確化にも寄与するものである。本書は、世界の地域や系統を異にする多数の言語・言語グループについて、語の派生と構文、特に関係節、その他の埋め込み構文などとの関連性を対象に、 伝統文法・生成文法・言語類型論では個別的に取り扱われてきた現象が新体言化理論によっていかに統一的にまとめ上げられるのかを実証したものである。
This volume, including four articles written in English, is an overdue response to an earlier call by the philosopher of language Zeno Venlder that “the grammar of nominalizations is a centrally important part of linguistic theory”. Based on a new theory of grammatical nominalizations, the volume, comprising 11 chapters, presents refreshingly new analyses of a wide range of phenomena including relative clauses and other subordinate clauses, classifiers and gender, as well as historical developments of nominalization markers in Indo-European languages (Sanskrit, Hindi, German), Japanese and Korean, Formosan languages, Yup’ik Eskimo, Swahili and G? from Africa, and a variety of other Asian and Amazonian languages of South America. Couched in the functional typological framework, these studies showcase advancement in Functional Linguistics."

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