中世「歌学知」の史的展開

中世「歌学知」の史的展開

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出版社
花鳥社
著者名
舘野文昭
価格
14,300円(本体13,000円+税)
発行年月
2021年2月
判型
A5
ISBN
9784909832337

和歌をめぐる学的営為の実態



歌学とは和歌という文芸を対象とする学問である。

本書では、歌学において創出された知識全般を「歌学知」と呼ぶ。

聖典とする『古今集』に関する注説はじめ、難義語の注釈、歌会作法、和歌の詠み方、勅撰集の撰集故実、和歌史の知識、歌人に纏わる説話、審美的歌論など、様々な内容の知が「歌学知」として捉えられる。

その具体相を探るため、種々の歌学書を調査・読解し、さらには説話文学・仏教文学・思想史学・書誌学といった周辺諸学にも目を配る。

どの時代にどのような「歌学知」が、如何なる意識のもとに生み出されたのか、またどのような意識で利用され、変容していったのか〓〓

動態を明らかにする。

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