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1992年の夏、大坂城下町から見慣れない色鮮やかな陶器の破片が出土した。鎖国期(17世紀)の遺跡から、なぜヨーロッパの陶器が出土したのか?この謎の陶片をめぐる著者の調査が始まった。ヨーロッパ各地をかける調査の末に、宗教改革期のカトリック教会と陶器の関係、さらに千々石ミゲルの存在が浮かびあがった。大胆な仮説を提示する調査顛末記。
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