はじめてのプロデュース思考

様々な技術の進歩により、昔では考えられなかったことが簡単にできるようになっています。SNSを活用すれば、個人の想いなども簡単に発信できますし、個人がホームページを持つこともデザインやプログラムの知識がなくても可能になりました。
AIの技術の進歩もめざましく、近い将来今ある仕事がロボットで出来るようになると言われています。この事実を悲観的に考える方も多くいらっしゃいます。しかし、私は素晴らしいことだと感じています。それは人間がそれぞれの想いを持ち、自分の強みを生かしながら好きなことや、やりたいことに挑戦できる機会が増えるからです。
厳しい状況の中でこれからの日本の未来を明るくするためには、これまでの常識にとらわれず、自分の強みを活かして埋もれてしまった価値を再構築することや、新しい価値を創造できる人財が必要になってきています。
私は、これまで人が個々の強みを活かし、仕事に対する強い想いと使命感を持って働く仕事を『志事』とお伝えしてきました。この志事を元に人財のプロデュースや、日本の素晴らしい技術や、伝統文化という価値をプロデュースするお手伝いをしてきました。人それぞれの人生という視点に立っても、生きてく時間の大半を占める志事を持つことが、生きがいや人の喜びにつながります。自分のこれからの人生に希望を持ち、毎日ワクワクした気持ちで過ごす人が増えれば、幸福の連鎖は末広がりするはずです。
今後、様々な技術の発達する時代の中で、「プロデュース思考」は現代人に必要不可欠な能力になってきています。しかし、非常に重要な考え方にも関わらず、プロデュースをすること自体、身近なものに感じづらく、難しいものだと感じる方が沢山いることに気づきました。分かりにくいが故に、闇雲に行動をして、夢を諦めてしまう方もいたのです。
そこで、私が経験してきたことを、初心者の方でもわかりやすく伝える本を作り、想いのある方の応援をしたいという願いを持ち、執筆させていただきました。プロデュース思考は、どんな仕事でも活用ができます。この考え方をマスターすれば、仕事で、結果を生み出すことができることもお約束します。ぜひ、プロデュースに必要な考え方をデキるレベルまでマスターをしていただき、それぞれの立場に置き換えてご活用していただけると嬉しいです