取り寄せ不可
ホリーは作家ジェイムズの秘書になれて幸せだった。
ところがジェイムズの美しい妻ときたら、
度々街に出かけてはほかの男に愛想を振りまいているらしく、
今日も3週間ぶりに夫の弟ザックと恋人きどりで帰宅した。
ホリーが驚いてザックを見ると、彼は一笑に付して言った。
「きみとぼくで、“愛の罠”を仕掛けないか?」
本当は愛し合っているジェイムズ夫妻の目を覚ますため、
熱々の恋人同士を演じて二人を刺激しようというのだ。
ホリーは、罠を仕掛けられているのが自分だとは気づきもせず、
ジェイムズのためならと、無邪気にうなずいたが――。
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