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「海とヒトの関係学」シリーズ4作め。
海はヒト・モノ・情報を運ぶ道として人類の歴史を通じて大きな役割を果たしてきた。
船が海を介して恩恵を運んだ歴史はいうまでもないが、その裏で災禍をも拡散する媒体でもあったことを正面から議論することはほとんどなかった。その典型が疫病(epidemics)にほかならない。
本書は海を越えて運搬される疫病や多種多様なエイジェント(外来種や病原菌)をめぐる人類の歴史とドラマを、歴史、国際法、疫学、人類生態学、国際政治学、海洋生態学を含む分野横断型の切り口から検証した、未来に向けたメッセージである。
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