心臓は“切らない手術”で治しなさい

心臓は“切らない手術”で治しなさい

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
青志社
著者名
大塚俊哉
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2021年2月
判型
四六判
ISBN
9784865901139

主な医療機関の心臓弁膜症手術人数
ニューハート・ワタナベ国際病院
全国1位!(2019年)
(2021.2.17 読売新聞朝刊)

心房細動の患者さんは、高齢化にともなってどんどん増加しており、日本で100万人以上ともいわれています。心房細動の最大の問題は、頻脈や徐脈(速すぎる脈や遅すぎる脈)など心臓の脈の不調もさることながら、致死的な、あるいは非常に重症化することの多い「血栓性脳梗塞」を引き起こしてしまう恐ろしい“脳の病気”であることです。血栓性脳梗塞では、血液を固めにくくする抗擬固剤という薬を一生飲み続けることが一般的な予防法です。ところが、高齢者が多い心房細動の患者さんのなかには、抗擬固剤服用による出血性副作用で悩む方やクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が著しく低下してしまう方が、少ながらずいらっしゃいます。
そんな患者さんたちに、わたしは、日本初の画期的な“内視鏡手術”「ウルフ・オオツカ低侵襲心房細動手術」(ウルフ・オオツカ法)を
2008年からおこない、非常によい成績を上げています。手術数は1500例以上で、100歳を超えた方も含まれますが、死亡例はありません。
ウルフ・オオツカ法は、わたしが米国留学時代に師事した心臓外科医ランドール・ウルフ氏(現テキサス大学心臓外科教授)が2003年に開発した「ウルフ法」なくしては誕生しませんでした。わたしはウルフ法をさらに短時間で患者さんに優しい方法に改良したのです。
この手術のことを、心房細動の患者さんをはじめ、心臓の調子がよくないようだと不安にお思いの多くの人びとに知っていただきたく、私はこの本を書きました。そのために、図解を多く入れて、わかりやすく読んでいただくようにしました。(著者より)

プロローグ 心疾患は、こんなに恐ろしい“国民病”
第1章 こんな症状があったら、心疾患を疑おう
第2章 代表的な心疾患10とは
第3章 「心房細動」とは、どんな病気か
第4章 これが「ウルフ-オオツカ低侵襲心房細動手術」だ
第5章 「ウルフ-オオツカ法」で治った!
エピローグ 患者さんに優しく安全・安価な治療にこだわり続ける

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top