万葉集の歌を、絵ものがたりと、万葉文化の第一人者によるわかりやすくたのしい解説で贈る好評シリーズ第4巻。前半部分では「遣唐使の旅」のものがたりが、花村えい子氏の叙情ゆたかな絵とともにまず綴られる。つづく後半では、歌の意味や背景を、上野誠氏の監修により紹介する。天皇の行幸、遣新羅使、遣唐使、防人の歌から、当時の時代背景やくらし、旅のくるしさ、せつなさ、人を思う心を読みとき、日本のこころと言葉を自然に味わう一冊。
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