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フォルモサとは、「台湾」を指す言葉。
ヨーロッパ各地を転々とし、1703年に渡英した著者のサルマナザールは、
自らフォルモサ人と称し、生まれ故郷のフォルモサと、支配国であった日本に関する書『フォルモサ』を著した。
本書は大評判となり、各国語に翻訳され当時の大ベストセラーに。
サルマナザールはフォルモサの権威としてオックスフォード大学で講演をするまでになり、
『フォルモサ』は、その後のヨーロッパのアジア認識にも大きな影響を及ぼすこととなった。
すべては彼の壮大な作り話であったにもかかわらず――。
『ガリヴァー旅行記』にも影響を及ぼし、
風刺文学の祖にして、ファンタジー小説の傑作ともいわれる『フォルモサ』。
日本では『台湾誌』として、タイトルのみ知られてきた「世紀の奇書」、待望の本邦初訳
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