68年運動

68年運動

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出版社
銀河書籍
著者名
イングリット・ギルヒャー・ホルタイ , ハンス・J.ペピン , 大津俊雄
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2021年2月
判型
四六判
ISBN
9784434284670

内容は1968年独仏伊英米で起きた学生運動の起源・経過・終焉の真実を客観的に論述したものです。各国の学生・労働者の運動、それに対峙する党派・政府の対応が具体的に活写されています。現代史的には「経済・社会・統治の秩序に対する反抗計画を持てたのは、68年運動だけであった。それは今日まで『最後の社会運動』であったと言える」(本文)。この運動後に芽生えた「環境、市民、コミューン」の意識は「緑の党などのエコロジー行動、市民参加の社会運動での自己責任意識、地方自治における補完性原理の思想」へと発展し、今や現代ドイツの社会・政治思想の根幹を成していて、運動が「現代ヨーロッパへの曲り角」であったと言えます。また現代的課題(グローバル化、新自由主義、地域紛争、格差社会、人種差別等)のルーツが当時あったことも示唆しています。

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