パンデミック以後

朝日新書

パンデミック以後

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出版社
朝日新聞出版
著者名
エマニュエル・トッド
価格
825円(本体750円+税)
発行年月
2021年2月
判型
新書
ISBN
9784022951151

新型コロナは国家の衝突と教育階層の分断を決定的なものにした。社会格差と宗教対立も深刻で、「トランプ退場」後もグローバルな地殻変動は続く。この近代最大の危機とどう向き合えばよいか。世界と人類の大転換を現代最高の知性が読み解く。<内容>1 トランプ政権が意味したこと  ――民主主義に対する本当の脅威を見過ごしてはいけないトランプ氏は重要な大統領だった/時代が求めた「逸脱した」人物  「上品な」装いのトランプ政策を/経済から離れてしまった民主党の主張  まちがった意識、迷走する意識/「トランプ排除」は政策にならない  分断を進めたのはトランプ氏か?/中国の脅威を暴いたコロナ禍  米国はロシアを中国から引き離せ/問題解決能力がないのに力を増す「国家」  悲劇のように語られた喜劇2 新型コロナ禍の国家と社会  ――中流階級の転落が人々の社会への認識を変えるだろう国民国家システムが勝利したわけではない/中間層も転落  ジレジョーヌ(黄色いベスト)運動は再統合への始まり/人口問題についての日本の「幻想」  中国は危ない国になっている/「能動的な」帰属意識/米中争覇は悪いことではない  3 新型コロナは「戦争」ではなく「失敗」  ――グローバル化では命も生活も守れないことがはっきりしたパンデミックは不平等を加速させる/グローバル化で生活は守れない4 不自由な自由貿易  ――自由貿易の「自由」は、かつての奴隷制と関係があるトランプの方が真実を語っていた/過度の自由貿易が社会を分断/自由貿易は宗教に近い/保護主義が民主主義を取り戻す/WTOは保護主義移行機関に  5 冷戦終結30年  ――古い資本主義が世界を覆い、欧州は第三の自壊に向かうロシアは欧米に裏切られ、囲い込まれた/超大国は一つより二つの方がまし  東西ドイツ再統一で米国は欧州をコントロールする力を失った欧州は両大戦に続く第三の自壊が起きている/共産主義崩壊で恐れるものが消え、古い資本主義が再登場6 家族制度と移民  ――女性の労働環境整備と教育への投資を日本はすべきだ日本は新自由主義に囚われている/「直系家族のゾンビ」  島国のアイデンティティー/移民の問題は男女の関係に似ている  問題は移民か経済か/移民を受け入れるためにも出生率の向上を  あとがき

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