古気候の復元と年代論の構築
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―気候変動は、確かに歴史を左右していた―
古気候データと文献史料や考古資料の詳細な対比が生み出す、気候と歴史の関係についての最新成果。新しい歴史学研究の一分野を開く画期的研究。
総合地球環境学研究所(地球研)のプロジェクト『高分解能古気候学と歴史・考古学の連携による気候変動に強い社会システムの探索』にて、過去数千年間にわたる年単位での高精度気候復元の最新の成果をもとに、古気候学・歴史学・考古学が連携し、気候と歴史の関係を解明する。
【第2巻の主要目次】
第1部高時間分解能古気候復元の進展
第1章世界と日本における古気候復元研究の状況(中塚武・佐野雅規)
第2章降水量-樹木年輪同位体比(中塚武・佐野雅規)
コラム①年輪酸素同位体比の年層内データの利用による時間分解能の向上(庄建治朗)
第3章気温―樹木年輪幅・密度(安江恒・下里瑞菜・平英彰)
第4章降水・気温―古日記(平野淳平・市野美夏・財城真寿美)
コラム②日記を用いた研究の可能性(鎌谷かおる)
第5章水温・気温―堆積物(川幡穂高)
第6章水温・塩分―サンゴ(阿部理・森本真紀)
第7章気象災害―古文書(伊藤啓介)
第8章データ同化技術による古気候データと地球システムモデルとの統合(芳村圭)
第2部新しい年代論の構築
第9章酸素同位体比年輪年代法の開発(箱﨑真隆・中塚武)
第10章酸素同位体比クロノロジーの時空間的拡大と応用(中塚武・箱﨑真隆・木村勝彦)
コラム③東アジアへの展開(箱﨑真隆)
第11章炭素14年代法による高精度年代測定(坂本 稔)
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