渋沢栄一『論語と算盤』を読む

渋沢栄一『論語と算盤』を読む

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出版社
幻冬舎
著者名
原口泉
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2021年2月
判型
四六判
ISBN
9784344037496

コロナの時代こそ渋沢の哲学に学べ
全日本人必読! 難解な歴史的名著がこの一冊でわかる

【2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』主人公】



【もくじ】
第1章 論語と算盤「処世と信条」を読む
●争いの可否……争いを避け、優しいだけの上司は、ひ弱な部下しか育てられない
●得意時代と失意時代……得意のときは大事を小事と見て転落しやすく、失意のときは小事を大事と見て立ち直りやすい ほか

第2章 論語と算盤「立志と学問」を読む
●現在に働け……物質的文明の発達は、人格を退歩させる恐れあり。つねに精神的向上を図り、現世で正しくあることが大事
●秀吉の長所と短所……「機略」があっても天下を治めることはできない。家系を永続させるには長期的な展望「経略」が必要 ほか

第3章 論語と算盤「常識と習慣」を読む
●常識とは如何なるものか……常識とは「知識」より「智・情・意」が備わっていること
●偉き人と完き人……偉い人とは一芸に秀でた人。完き人とはバランスのとれた人 ほか

第4章 論語と算盤「仁義と富貴」を読む
●真正の利殖法……事業は利欲だけでは成り立たず、仁義道徳だけでも成り立たない
●よく集めよく散ぜよ……正当に儲けたお金でも、正しく使わなければ価値はない ほか

第5章 論語と算盤「理想と迷信」を読む
●この熟誠を要す……仕事を知ること・好むことより、楽しむことこそ仕事の成果につながる
●かくのごとき矛盾を根絶すべし……文明が進むと、戦争は割に合わなくなる ほか

第6章 論語と算盤「人格と修養」を読む
●二宮尊徳と西郷隆盛……知らないことを知らないと言える人物は大物である
●すべからくその原因を究むべし……どんな死に方をしたかということよりも、どんな生き方をしたかのほうが大事 ほか

第7章 論語と算盤「算盤と権利」を読む
●ただ王道あるのみ……資本家と労働者の双方に王道があれば、法律は無用の用になる
●競争の善意と悪意……資本主義に競争はつきものだが、許されるのは善の競争のみ ほか

第8章 論語と算盤「実業と士道」を読む
●果たして誰の責任ぞ……国による道徳観の違いを認め、その上で反省すべきは反省する
●功利学の幣を芟除すべし……上の人間にのみ責任を求めず、下の人間にも自覚を促すほうがいい ほか

第9章 論語と算盤「教育と情誼」を読む
●孝は強うべきものにあらず……孝行は親がさせてくれるもの。子がするものではない
●偉人とその母……女性教育を怠ると、国家の損失を招く ほか

第10章 論語と算盤「成敗と運命」を読む
●それただ忠恕のみ……自業自得の弱者であっても、人の歩むべき道として思いやる
●順逆の二境はいずれより来るか……順境も逆境もありえない。自分でつくり出すもの ほか

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