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『対比列伝 ヒトラーとスターリン』待望の文庫化!全4巻で刊行の第2巻。
「スターリンは、自分こそ革命をいかに完成すべきかを理解しているただ一人の人間だと信じていた。
他の人間や機関に妨げられなければ、措置を講じるだけの意志をもった唯一の人間でもあると確信していた。
スターリンのプログラムの究極の段階は、邪魔者をすべて排除し、一人で統治することだった」(第12章)
「ヨーロッパにはヒトラー以前にも人種主義的言辞を弄する人たちがいた。
しかし、そのイデオロギーを実際に行動に移したのはヒトラーだけだった。
ヒトラーの独創性は、その思想にあったのではなく、思想を文字どおり実行に移したところにあった」(第10章)
ヒトラーとスターリンの革命と行動原理を解き明かす。
<目次より>
第8章 スターリンの革命
第9章 ヒトラーの革命
第10章 スターリンとヒトラーの比較
第11章 総統国家
第12章 革命はサタンのようにわが子を貪り食う
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