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著者・服部公一は、東京音楽学校(現・東京藝術大学)に在学して創成期の日本の音楽教育を受けた明治生まれの祖母から生地の山形で初期の音楽教育を受けた。祖父は東京美術学校出身の彫刻家。父も彫刻家であったが、著者が乳児の頃に父母は離婚して母は出奔、ピアノの手ほどきを受けたこの父方の祖母に育てられる。そして中学生の時には東京に後妻と住んでいた父親のところに身を寄せ、酒場で似顔絵描きをして糊口をしのぐ父親同様、当時弾ける者が少なかったピアノ演奏でアルバイトとも趣味とも言えるような生活を始める……。戦前から戦後にかけての激動の時代――「童謡が輝いていた時代」でもあった――に、少年期から稀有なボヘミアン体験を重ね、それが戦後のジャズ演奏や童謡の創作、さらには南北アメリカ大陸での活躍へとつながった作曲家、服部公一によるドラマティックな自叙伝。表紙には和田誠のイラストによる著者のポートレートを掲載。
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