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深刻なヒートアイランド現象、震災で甚大な犠牲者が予測される木造密集地域、雨水とともに河川に流出する排泄物や生活排水。日本の都市の住みにくさは、戦後から現代までに制定された法規制が、利権や思い込みにより是正されないことが原因だ。
本書ではそれらの弊害を明らかにしながら、都市の「解剖・病理・モデル・治療」といった観点から4つに章を分け、疑問と回答という形式で、近・現代史ほか様々なデータを引きつつ人間のための住み良い都市のかたちを提言する。
都市再生は制度見直しに知恵を絞ることによって可能で、巨額の公共投資は必要としない。
東京五輪やIR、スーパーシティ構想への提言も。
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