口封じ

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出版社
二見書房
著者名
小杉健治
価格
724円(本体658円+税)
発行年月
2021年2月
判型
文庫
ISBN
9784576210100

大店の主に迫る凶刃!
なぜ命を狙われたのか、いつまでも謎のまま…。

田宮流抜刀術の達人で、三味線の名手矢内栄次郎は、謎解きの鍵を握る男を追う。
だが何者かに先を越され、その男の口が封じられ……。


田宮流抜刀術の達人で、三味線の名手矢内栄次郎は、太物問屋『 和泉屋 』の大広間で開かれた会に地方として 三味を握っていた。
主人夫婦の舞台が終わり宴会に移る。主の藤右衛門は、 額が広く顎の尖った男の言で庭に出た。
男は土蔵の前に立つ藤右衛門の背後に迫った。匕首を手にして……。
目にした栄次郎は男の後頭部目掛けて小石を投げた。栄次郎は男から匕首をもぎとり……。


◆ 著者について
小杉健治 こすぎ・けんじ
「時代小説が書きたくて小説家を志した」と言う氏の面目を十二分に発揮した<栄次郎江戸暦>シリーズは、確実に大人の読者を魅了し、人気を不動のものにしている。
1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。
1947年、東京に生まれる。

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