米州人権制度の研究

Ⅰ　米州人権制度の誕生と進展
第1章　米州人権制度と米州機構との関係、米州人権宣言の意義

Ⅱ　権威主義的独裁政権から民主制への移行期における人権侵害とその救済
第2章　バリオス・アルトス事件と恩赦法、その影響
第3章　アルゼンチンの移行期における米州人権委員会と米州人権裁判所の影響
第4章　ブラジルの移行期における軍事政権下で行われた人権侵害の清算

Ⅲ　米州人権委員会の挑戦とその影響
第5章　米州人権委員会の活動と米州諸国の人権状況――米州人権条約成立まで
第6章　米州人権委員会の権限強化とその実際
第7章　米州人権委員会の予防措置とその実際
第8章　人権侵害に対する友好的解決の有効性――米州人権委員会における友好的解決のメカニズムを通して
第9章　南米におけるLGBTIの現状と米州人権委員会の活動

Ⅳ　米州人権裁判所の挑戦とその影響
第10章　米州人権裁判所における人権の継続的侵害と裁判管轄権
第11章　米州人権裁判所における国内的救済悉尽の原則とその実際
第12章　国家に課された米州人権裁判所の判決遵守義務とその実際
第13章　米州人権裁判所の暫定措置とその実際
第14章　米州人権裁判所の暫定措置と先住民の人権
第15章　米州人権条約64条の解釈に関する米州人権裁判所の勧告的意見
第16章　米州人権裁判所の勧告的意見に見る課題
第17章　米州人権裁判所に見るLGBTIの権利――米州人権裁判所の判決と勧告的意見を通して

Ⅴ　米州諸国における人権NGOの挑戦とその影響
第18章　南米諸国の人権状況における人権NGOの影響――軍事独裁政権下における人権NGOの活動を通し

あとがき