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「離婚して10年、そして、私はようやく恋をした」。
パリで暮らすシングルマザーのマリエ。
小さな投資グループを主宰するアンリ。
2019年にはじまる、マリエとアンリの運命的な出会いの行方。
新しい世界の、永遠の恋を描いた、辻仁成の最新長編小説。
いまだ世界中で収束の兆しを見せない新型コロナウイルス。
長年パリで暮らす著者が、パリで暮らす女性を主人公に、コロナ以前と以後にまたがる運命の出会いと愛の奇跡を描いた長編小説。
パリでの生活を発信しつづけ、多くのファンを持つ著者による、この時代にしか書けなかった大人の恋愛小説。
【著者略歴】
辻仁成(つじ・ひとなり)
東京都生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。作家・詩人・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『日付変更線』『父 Mon Pere』『エッグマン』『真夜中の子供』『84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと』他、著書多数。
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