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"日米を巻き込んだ「もうひとつの独仏戦争」――圧勝だった戦いの裏で、なぜビスマルクは焦っていたのか?
プロイセンがフランスを終始圧倒して勝利した""普仏戦争""の裏で、ビスマルクは米国にアプローチし、国際法に頼ろうとしていた――なぜか? ビスマルクによる米国との交渉、国際社会への訴えから、日本・中国での停戦工作までを地球規模で描く、知られざる近代史!
はじめに
第一章 普仏対立へ ――ルクセンブルクをめぐる戦争の危機
1 ビスマルクとナポレオン3世
2 ルクセンブルクをめぐる普仏提携の可能性
3 事態の暗転
4 ルクセンブルク危機
第二章 米国への打診
1 パリ宣言とは?
2 ビスマルクの対米打診①――米国での軍艦調達をめぐって
3 ビスマルクの対米打診②――パリ宣言の改定に向けて
4 2つの打診から見えてくるビスマルクの米国観
第三章 独仏開戦とフランス海軍への対応
1 フランスとの戦争へ
2 開戦前夜のビスマルクの代米打診――フランス海軍への対策①
3 対仏商船保護宣言とそのねらい――フランス海軍への対策②
4 義勇海軍の創設―ーフランス海軍への対策③
第四章 北ドイツ沿岸の戦況
フランス艦隊の出撃/北ドイツ連邦海軍の対応/バルト海での戦局(7―8月) など
第五章 極東への影響
1 独仏停戦の動き――日本・中国水域中立化構想
2 日本の中立宣言をめぐる独仏の角逐
3 日本・中国水域中立化構想の再浮上
第六章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
1 グローバルに行われるドイツ商船への攻撃
2 ビスマルクの苛立ちと幻滅
3 海軍の反撃
4 乾坤一擲――ビスマルクのパリ宣言への挑戦
終章 海からみたビスマルク外交
ビスマルクの方針転換とフランスとの対立/米国での軍艦調達の試み など
あとがき
註
参考文献一覧
人名索引"
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